フィレンツェだより番外篇
2009年10月13日



 




ミケランジェロの遺作
「ロンダニーニのピエタ」



§ミラノを歩く - その11 (美術館・博物館篇1)

今回のミラノ行で訪れた美術館,博物館のうち,最も実り多い成果といえば,スフォルツァ城(カステッロ・スフォルツェスコ)の古美術博物館(ムゼーオ・ダルテ・アンティーカ)と絵画館(ピナコテーカ)を見ることができたことだろう.


 スフォルツェスコ城には合計6つの博物館,絵画館があり,これら全てが僅か3ユーロの入場料で見られる.(その他の市立博物館との組み合わせによる割引券や,金曜の2時以降無料の情報もあったが,時間の都合を優先した)

 旅行前に,この絵画館について予習するために,アマゾンで英語版の案内書を注文したが,何ヶ月も待たされたあげく,「入手できないことがわかりました.ご注文をキャンセルさせていただきます」という返事がきた.

 しかし,スフォルツァ城のブックショップで,全体を紹介する英訳版の案内書,

 Massimo Carmignani, tr., Leslie Ray et al., The Castello Sforzesco of Milan, Milano: Skira Editore, 2008

と,イタリア語のみだが,絵画館を詳細に解説した,内容充実の,

 Laura Basso, Mauro Natale, eds., La Pinacoteca del Castello Sforzesco a Milano, Milano: Skira Editore, 2005

を購入したので,事後ではあるが,ここから多くのことを学ぶことができる.


古芸術博物館
 券売所のすぐ奥は,古芸術博物館だ.古代末期から中世のミラノ,ロンバルディアの彫刻から展示が始まるが,古代末期のものは床モザイクや石棺などで,いきなり時代は飛んで12世紀以降となる.

 ダメもとで「写真を撮っても良いですか」と係りの若い男性に聞くと,「フラッシュ無し(センツァ・フラッシュ)なら」と嬉しい答えが帰って来た.

 遠目にも一際目立つのが,ボニーノ・ダ・カンピオーネ作の「ベルナボ・ヴィスコンティの騎馬像」で,これは立派だ.ヴェローナのカステルヴェッキオ美術館に見られるスカーラ家の「カングランデ1世騎馬像」を思い起こさせる.

 ボニーノはカングランデの騎馬像がもともとあった(今はコピーが置かれている)サンタ・マリーア・アンティーカ教会で,スカーラ家のカンシニョーリオの廟墓もつくっているらしいので,影響はあるのだろう.14世紀の作品で,台座の浮彫彫刻も心打たれるほど見事だ.

写真:
ボニーノ・ダ・カンピオーネ作
「ベルナボ・ヴィスコンティの騎馬像」


 説明板の作者名には「カンピオーネ派の彫刻家」という名前が目立つ.固有名詞を確認できるのはボニーノだけだが,それにしても,この時代のロンバルディアの芸術を支えた集団であることを感じさせる.

 15世紀初頭のアゴスティーノ・ディ・ドッチョの何かの寓意を表した浮彫,ジョヴァンニ・アントーニオ・アマデーオ派の「受胎告知」も印象に残る.

 アゴスティーノはフィレンツェ生まれの彫刻家であり,プラートのドゥオーモでドナテッロやミケロッツォに協力して仕事をしたことが知られ,リミニの有名な「マラテスタの神殿」(テンピオ・マラテスティアーノ)の装飾を担当した.

 説明板によれば,この博物館の寓意彫刻もリミニのマラテスタ神殿のシジスモンド礼拝堂にあったものらしい.リミニのルネサンスを花咲かせた開明君主シジスモンド・マラテスタに関係する逸品ではあるが,ロンバルディアのものではない.彼の作品はペルージャのウンブリア国立絵画館にもあり,彼自身もペルージャで亡くなったので,ロンバルディアの彫刻家ではない.


「ロンダニーニのピエタ」
 ロンバルディアの彫刻家ではない,人類史上稀に見る天才芸術家の作品が,この博物館にはある.ミケランジェロの未完の傑作,通称「ロンダニーニのピエタ」だ.

 これで,ミケランジェロの俗に言う「三大ピエタ」を全て見たことになる.

 初めてのイタリア旅行で,早起きしてヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を訪ね,若きミケランジェロの秀作,清純な聖母が人目をひく「ピエタ」を見た.多くの人と同様に,目を奪われ,心も奪われるような気がした.

 フィレンツェの大聖堂博物館でも,未完の「ピエタ」を見た.晩年の大作だ.キリストを支える頭巾の男はニコデモともアリマテアのヨセフとも言われるが,私はニコデモで,彫刻家が自己投影したと考えたい.しかし,そんな瑣末な思いを超えて,人の魂をゆさぶる世紀の大傑作だ.人類の至宝と言えよう.

 今回,「ロンダニーニのピエタ」を初めて見た.フィレンツェのピエタに比べても,変な用語だが「未完度」が高く,写真等で紹介される機会も多いように思うが,芸術家の人生の物語が見えてきそうな作品だ.

 これにたどり着くまで,これを見たかったのだという言うことを忘れるほど,ロンバルディアを中心とする古い彫刻に魅入られていたが,やはり,このピエタは格別に思えた.

写真:
「ロンダニーニのピエタ」
ミケランジェロ


 細長い全体像が痛々しいが,主役は若い頃完成させた出世作のピエタ同様に聖母だ.もう霊魂になってしまったと思えるほど,はかなげなイエスの遺体を抱える聖母はかつてのピエタの時ほど,若々しい女性ではない.

 マニエリスムの造形のようなS字カーヴと,完成の予感をどこにも見出せないほど,現実の絶望を反映しているかに見える超現実的な姿.これはもうルネサンスの芸術ではない.

 「未完成」という禁じ手によって,芸術家は時代を超えた,との思い込みは,これがミケランジェロの作品であることを知識として知っているからかも知れないが,それでも,これを見られたか,見られなかったかでは,自分の人生が大きく違うように思えた.

それでも,私はフィレンツェのピエタが一番好きだ.「ロンダニーニのピエタ」はルネサンスを遥かに超えてしまって,私の手に届かないところにあるように思える.


 「また,見たいか」と聞かれたら,迷うことなく「また,見たい」と答えるだろうが,次に見たときは,また別の感想を抱くような気がする.


絵画館
 階段を登って,絵画館にたどりつくと,最初はどこかの教会から持ってきた剥離フレスコで,古拙を,それこそ絵に描いたような作品が展示されていた.しかし,どんな場合でも中世末期のフレスコ画を見られるのは嬉しい.

 ミケリーノ・ダ・ベゾッツォ周辺の画家に拠る「聖母子と洗礼者ヨハネ,殉教者ペテロ」があって,ミケリーノの名前に惹かれるが,決して傑作ではない.彼の影響が1400年前後のロンバルディアで見られた一つの証拠して貴重な作品だろう.

 ベネデット・ベンボの立派なゴシック風祭壇画もある.クレモナ出身の画家なので,15世紀前半までのロンバルディアの芸術を体現している画家と言えようか.

 絵画館の図録にも,スフォルツァ城の案内書に言及も写真も見当たらないが,『地球の歩き方』には紹介されている,15世紀のフレスコ画「グリゼルダの物語」も見ることができた.『デカメロン』に取材したとされる貞節な女性の物語だ.宗教画ではないので,邸宅の装飾壁画として,ルネサンスを感じさせるものだが,作品としての感銘度は低い.



 スフォルツァ城絵画館の美術館としての水準に目を見張らせられるのは,やはり,15世紀半ば以降のコーナーからだ.

 最初の大物はやはりヴィンチェンツォ・フォッパだ.十点に満たない彼の作品の中で,「聖母子」が2点ある.このうち「書物の聖母」という通称を持つ作品は絵画館の表紙写真にも採用されるなど,フォッパの代表作と考えられている.中世の雰囲気も残しているフォッパらしい作品と言えよう.

写真:
ヴィンチェンツォ・フォッパ作
「書物の聖母」


 ベルゴニョーネの作品は4点あった.リュネット型の「エンジェル・ピエタ」の天使たちの顔が,すでにレオナルドの影響を受けたのか,ベルゴニョーネ固有の特徴なのかはわからないが,目をひく作品だ.

写真:
ベルゴニョーネ作
「エンジェル・ピエタ」


 これが1490年前後の作品であれば,「最後の晩餐」は1497年の作品としても,レオナルドのミラノ到来は1482年なので,レオナルデスキの前の世代のベルゴニョーネがレオナルドの影響を受けた可能性は否定できない.

 1510年頃の作品とされる「聖ヒエロニュモス」はレオナルド風の作品ではないように思われる.

 ブティノーネの折りたたみ式祭壇画は可憐な作品だ.この時代の名前が伝わらない画家たちの作品も数点見られるが,順を追ってフォッパ風から,レオナルド風になって行くように思われるのが,おもしろい.

 その中で,名前が挙げられているベルナルディーノ・ディ・コンティの「聖母子」は傑作ではないが,一応目が行く.ヴァレーゼ県カステルセプリオ出身で,ミラノで死んだミラノ,ロンバルディアの画家だ.この人の作品は他では見ていない.

 それに比べるとマルコ・ドッジョーノはレオナルデスキの中でも主要な画家と言えよう.「聖母子と幼児の洗礼者ヨハネ,大天使ウリエル」は完全に,レオナルドの作品(「岩窟の聖母」ルーヴル美術館)のコピーと言えよう.顔と体のバランスが悪いが,風景は健闘している.



 私たちは,どんな絵を見て,その画家をレオナルデスキの1人として意識するだろうか.やはり,現存するレオナルドの有名な作品に酷似した絵を見て,作者をレオナルデスキと考える可能性が高いだろう.

 私の場合は,ポルディ・ペッツォーリ美術館のチェーザレ・ダ・セストの「聖母子と子羊」,アンブロジアーナ美術館のベルナルディーノ・ルイーニの「聖家族と幼児の洗礼者ヨハネ」を見たときだった.これらはそれぞれ全く違う作品でありながら,ルーヴル美術館のレオナルド「聖母子と聖アンナ」を思い起こさせた.

 レオナルドの「弟子」として有名なサライーノ(ジャン=ジャーコモ・カプロッティ)の「洗礼者ヨハネ」(アンブロジアーナ絵画館)などは,はっきりレオナルドの作品(ルーヴル美術館)の品下るコピーと言えよう.

 ドッジョーノ作品としては,もう1点のリュネット型の剥離フレスコ画「カナの婚礼」が優れている.やはりレオナルデスキにも,画家の個性が感じられたほうが作品としてはずっと良い.

 スカラ広場のレオナルドの立像の周囲に置かれた4人の弟子たちは,マルコ・ドッジョーノ,チェーザレ・ダ・セスト,アンドレーア・ソラーリオ,ジョヴァンニ・アントーニオ・ボルトラッフィオであったが,アンドレーア・ソラーリオの「女性の肖像」は全くレオナルド風ではないが,やさしい表情の絵で私は好きだ.

写真:
アンドレーア・ソラーリオ
「女性の肖像」


 ボルトラッフィオの真作とされる絵はなかったが,彼の名で伝わる作品が2点あり,「聖人たち」と「玉座の聖母子」の両方とも,レオナルデスキと認めても良いほどの水準ではないが,綺麗な絵で,特に前者はなにか超現実的で,私には好ましい.

 4人のうちに数えられていないがジャンピエトリーノの「マグダラのマリア」は以前紹介したほどなので,私は評価する.一定水準をクリアしたレオナルデスキだが,アンブロジアーナ絵画館で他の作品を見ると,どの作品も良いわけではない.

 しかし,この「マグダラのマリア」には心から引き寄せられる.

 ベルナルド・ゼナーレはレオナルデスキではないと思うが,それでもレオナルドの影響は受けた.この絵画館では,彼の周辺の画家の作とされる「キリスト笞刑」が見られる.成功した佳品だと思う.

 ジローラモ・ジョヴェノーネという画家の作品を私は,この絵画館でしか見ていないし,作風からもレオナルデスキとは思えないが,レオナルドの影響とは別に,ベルゴニョーネからベルナルディーノ・ルイーニに続く,綺麗なお人形さん的な人物を描く画家だなと思う,顔だけでなく,スリムな身体を見ても,この画家がどういう姿を美しいと考えていたか想像がつく.聖人たちと寄進者の挿絵的な祭壇画が,けっこう私の好みだ.

 現ピエモンテ州ヴェルチェッリ出身で,ガウデンツィオ・フェッラーリの師匠にあたるらしいので,ミラノの絵画史にそれなりの地歩を築いた画家と言えよう.今後は,チェック項目にしたい.

 16世紀のシエナを代表する画家でローマでも活躍したソドマ(迂闊な話だが,後日,ソドマが実はロンバルディアの出身で,ミラノでレオナルドの影響を受けたことを知った.久保尋二『宮廷人レオナルド・ダ・ヴィンチ』平凡社,1999,p.131.この本は超絶的な名著だ)にも影響したという記述が本当ならば,ますます注目されても良いだろう.

 フランチェスコ・デ・タッティにも,今まで注意を払ってこなかったが,今後は注目したいと思えるほど,見事に復元された祭壇画を見た.英語版ウィキペディアではごく簡単に触れられているだけで,今のところ,イタリア語版ウィキペディアに記述は見られない.

 図録に拠ると1510年代にヴァレーゼに記録があるということなので,やはりロンバルディアの画家だ.不詳の教会のために描かれ,1517年には別の教会に移された作品とのことだが,この絵が描けるのであれば,相当の実力者と思われる.情報が少ないのは残念だ.他にどこで彼の作品が見られるのだろうか.

 単色で描かれた,ガウデンツィオ・フェッラーリ周辺の画家による祭壇画のプレデッラも実力者の作品と思われた.

 ブラマンティーノの「我に触れるな」,「死せるキリストへの嘆き」(コンピアント)は,レオナルド風ではないが,まずまずの作品だ.

 フォッパからレオナルデスキまでの時代の作品を集めた第21室の最後を飾るのが,ベルナルディーノ・ルイーニとチェーザレ・ダ・セストだ.

 ベルナルディーノの作品は,「アトラス」を描いた単色の大きな剥離フレスコと美しい「聖母子」,チェーザレの作品は「聖母子と聖人たち」を描いた,折りたたみ式祭壇画だが,チェーザレの作品が見事だ.

 チェーザレ・ダ・セストは,レオナルドの単なる模倣者であることを遥かに超えている.



 ミラノの三大美術館に数えられるであろうスフォルツァ城絵画館であるから,当然,ミラノ周辺で活躍した芸術家の作品だけを集めたわけではない,そのことを証明するのが,第23室だ.

 作品の数は少ないが,全てが超一級の傑作だ.中でも,

 フィリッポ・リッピ「聖母子と聖人たち,天使たち」
 ジョヴァンニ・ベッリーニ「聖母子」
 カルロ・クリヴェッリ「聖バルトロマイと福音史家ヨハネ」
 アントネッロ・ダ・メッシーナ「聖ベルナルドゥス」

は,古今に冠絶する大芸術家たちの傑作である.

 リッピの作品は,フィレンツェ滞在中の2007年7月,はじめて鉄道で市外に出て,アレッツォに行った時,中・近世美術館で行なわれていた,ピエロ・デッラ・フランチェスカを中心にした特別展に出張して来ていたのを見た.

 このとき,鉈を頭に打ち込まれた聖人は殉教者ペテロ,百合を持った聖人はドメニコだと思ったが,ドメニコ会ではなく,カルメル会修道士だったリッピが描きこんだのは,前者はアンジェロ・ダ・リカータ,後者はアルベルト・ダ・シチーリアということが,今回(図録のおかげで)確認できた.

 この絵は(2度目だが)何度見ても素晴らしい.これほど愛らしくて,なおかつ緊迫感に満ちた絵は他に見たことがない.

写真:
フィリッポ・リッピ
「聖母子と聖人たち,天使たち」
(部分)


 ベッリーニ,クリヴェッリは,その実力を考えると最上の作品ではないけれど,アントネッロの作品は地味だが,十分以上に力を発揮している.

 この部屋では,ロレンツォ・ヴェネツィアーノ,バルトロメオ・モンターニャの作品も立派だが,何と言っても,アンドレーア・マンテーニャの「栄光の聖母子と聖人たち」は,多分,この画家の最高傑作ではないかと思われるほど,すばらしかった.大きさ,構図,色彩と少なくとも,現在見られるこの姿はマンテーニャの最高傑作の名に恥じない.

写真:
アンドレーア・マンテーニャ作
「栄光の聖母子と聖人たち」


 あまたあるマンテーニャの傑作の中で,この作品を評価することは,「要するにお前の趣味だろう」と言われれば,その通りだ.マントヴァの「新婚夫婦の間」のフレスコ画をはじめ,ミラノ,ヴェローナ,ヴェネツィア,フィレンツェの美術館で彼の多くの作品を見たが,私の好みにはこの作品が1番合う.

画面下中央の少年たちは,歌を歌う天使たちであろうが,これほど美しい少年たちを他に見たことがない.


 「他に見たことがない」を連発してしまったが,スフォルツァ城絵画館の予想外の水準の高さに圧倒された.

 次の24室にも,コレッジョ,ブロンズィーノの傑作があり,25室のロレンツォ・ロット,ティントレット,ティツィアーノ,モレットなど北イタリアの芸術家たちの作品を堪能できる.特に,ロンバルディアを代表するブレーシャの画家モレットの作品が複数見られるのは注目されて良い.



 他の博物館も合わせて,わずか3ユーロで,これだけの傑作を鑑賞できるスフォルツァ城絵画館はすばらしい.

 教会と違う美術館のメリットは,時代別に,場合に寄っては特定の傾向の芸術家たちの作品をある程度体系的に鑑賞できることだと思われるが,レオナルデスキの作品についての知見を得るためには,この絵画館を訪れることは必須だろう.そうした,ささやかな動機を超えて,マンテーニャの傑作に出会うためだけでも,この絵画館を訪れる意味がある.

 残念だったのは,通路から美しい絵がたくさん見えている第26室が「閉室」(キウーゾ)であったことだ.うらめしい顔で,閉室を確認する私に,係員の方は冷たくうなずいた.

 この部屋の先頭に並んでいた2枚の絵のプレートを,入場禁止ロープのこちら側からオペラグラスで確認すると,エネーア・サルメッジャと書いてあった.サルメッジャと私たちの出会いだ.これほど印象に残る出会いのおかげで,この名前を覚えることができ,諸教会で彼の作品と出会うきっかけができた.作者を確認しないまま,写真に収めた,立派に見える作品が実はサルメッジャの作品であるという体験を少なくとも2度した.最終的な評価はともかく,生涯忘れられない名前になるだろう.

 図録で確認すると,この部屋には,ミラノのマニエリスム,バロックを支えた画家たちの作品に満ちている.後期ヴェネツィア派のティエポロ,カナレットもある.是非,次回は,ミラノのマニエリスム,バロックの画家たちに関して十分な予習をした上で,この絵画館の第26室の見学を果たしたい.





 レオナルド・ダ・ヴィンチ作 
スフォルツァ城 「板張りの間」の壁の装飾(部分)